新居への引っ越しを機に、私だけの城を手に入れました。
広さはわずか3畳ほど。リビングの一角にある、決して広くはないスペースです。
しかし、この空間は妻が私のために「どうぞ」と配分してくれた、かけがえのない聖域です。
限られたスペースだからこそ、そこに置くものには一切の妥協をしたくない。特に、自分が一番長く体を預ける「椅子」選びには、数ヶ月にわたる検討を重ねました。
今回は、AKRacingやnoblechairsといった有名どころと比較した末にたどり着いた、私の最適解「CORSAIR TC500 LUXE」についてお話しします。
椅子選びの「3つの条件」
1. 予算は10万円以内、でも妥協はしない
毎日座るものなので、健康への投資と考えれば安物は買えません。かといって、ハーマンミラーのような20万円超えのオフィスチェアは予算オーバー。「上限10万円」の中で最高品質を探す必要がありました。
2. 「ゲーミング感」を消したい
30代半ばになり、レーシングカーのような派手な配色の椅子には抵抗がありました。書斎に馴染む、シックで落ち着いたデザインを探していました。
3. 物理的なスペースの問題
これが最大の問題でした。
妻から頂いたスペースにおいて、椅子が稼働できる範囲は大きく見積もっても「幅170cm × 奥行き80cm」ほどの四角形。大きめのゲーミングチェアだと、リクライニングした時にすぐ壁やデスクに干渉してしまいます。
なぜ「CORSAIR TC500 LUXE」だったのか
AKRacingなどの他社製品とも座り比べましたが、最終的にCORSAIR(コルセア)を選んだ理由は、カタログスペックを超えた「大人のための機能美」にありました。
1. 「革に見えて、実は…」
選んだのは「Sherwood(シャーウッド)」というダークグリーン。
私の今のデスク環境は「白いデスクトップPC」と、Bauhutteの黒い昇降デスク(BHD-1200M)が混在しているのですが、この深い緑色はどちらとも喧嘩せず、観葉植物のような役割で空間を調和させてくれます。
特筆すべきはこの素材。一見、高級車のレザーシートに見えますが、実はこれ「通気性の良いファブリック素材」なんです。

レザー特有の「夏場にペタペタ張り付く不快感」が一切ありません。肌触りはサラサラとしていて柔らかく、まさに「革の高級感と、布の快適性」の良いとこ取りです。
2. 「あぐら」がかけるフラットな座面
一般的なゲーミングチェアは、体を固定するために座面の左右が盛り上がっています(バケットシート形状)。しかし、あれは太ももが締め付けられて窮屈なんですよね。
TC500 LUXEは座面が広くフラットに設計されており、椅子の上であぐらをかくことができます。
行儀は悪いですが、自宅でのリラックスタイムにはこの「自由度の高さ」が欠かせません。
3. 革命的な「内蔵型」ランバーサポート
ここが他社と決定的に違う点です。
多くの椅子には「腰当て用のクッション」が付属していますが、あれって座るたびにズレたり、ゴム紐が見えてダサかったりしませんか?
この椅子にはクッションがありません。代わりに「シート自体にランバーサポートが内蔵」されています。

側面のノブを回すだけで、腰部分の膨らみを「上下」や「厚み」まで調整できます。
「自分好みの椅子に育てる」感覚があり、長時間座っていても腰への負担が驚くほど軽くなりました。
4. 自由自在な「OMNIFLEX」アームレスト
アームレスト(肘置き)も凄まじい可動域を持っています。
上下・前後・左右だけでなく、最大215度も回転します。
スマホをいじる時や読書をする時に、アームレストを内側に寄せると、腕を完璧に支えてくれます。この機能、地味ですが必須級です。

組み立てと設置
「多機能チェアは重い」と覚悟していましたが、組み立ても大人1人で1時間かからずに完了しました。
ネジ穴の精度も良く、ストレスなく組み上がったのはさすがCORSAIRです。
懸念していた「3畳スペース」にもジャストフィット。
幅170cm × 奥行80cmの空間でも、圧迫感なく収まり、最大160度のリクライニングもしっかり機能しています。

まだデスクトップPCがないが限られたスペースでも十分リクライニングできる
デスクはBauhutteの黒い昇降デスク(BHD-1200M)これもお気に入り
まとめ:週末の「至高の時間」のために
昨年の夏に購入してから半年以上、ほぼ毎日この椅子に座っています。
平日は仕事やブログ執筆の相棒として。
そして週末、子どもたちが寝静まった後。
最大までリクライニングを倒し、好きなお酒を片手に、仲間たちとオンラインで語り合う。
この「至高の時間」を過ごすために、私はこの椅子を選んだのかもしれません。
価格は約7万円台。安くはありませんが、毎日使う家具として後悔はないと断言できます。
「ゲーミングチェアの機能性は欲しいけれど、子供っぽいデザインは卒業したい」
そんな大人の書斎作りを目指す方に、自信を持って処方できる一脚です。
